対面型ヤミ金は怖くない

公開日:2013/11/09更新日:2018/11/19

カテゴリー:司法書士 タグ: ,

司法書士の下東です。

昨今はヤミ金業者といえば090金融ばかりであり,業者とは会ったことはないという被害者の方が大半ですが,対面型もまだまだ存在します。
(以後,本記事では便宜上非対面型を090金融といい,対面型と区別します)

090金融という業態ではやはり貸せる額に限度があるため収益も自ずと限界がありますし,対面と非対面では貸倒れリスクも大きく違うでしょうから,対面でヤミ金をやるメリットはそれなりにあるのでしょう。

また,対面型のヤミ金は客の扱いが巧妙でなかなか被害が顕在化しません。

実際,相談者の取引状況を確認すると,090金融の場合は取引は1ヵ月前後が大半で長くても半年程度までがほとんどであるのに対し,対面型のヤミ金との取引は数年に及ぶことがザラにあります。

この対面型ヤミ金との取引期間が長いこと(つまり専門家に相談しようと決断するタイミングが遅い)には色々と理由があるのでしょうが,およそ次のようなことでしょうか。

・実際に家まで取立てに来る可能性があること
・顔を合わせて取引をしているため一定の信頼関係が出来ること
・090金融に比べて低金利である(年利120%~1000%程度)こと
・ヤクザ絡みであること
・共通の知人がいること

しかし,これは知っておいてください。

実は対面型のヤミ金に関しては,090金融よりも平和的に解決可能なケースが圧倒的に多いものなのです。

理由は明瞭です。

090金融は所在不明で検挙が困難であるのに対し,対面型ヤミ金は所在さえ知れていれば身柄を押さえるのは簡単ですし,無登録営業(貸金業法違反)の立証もたやすいです。

つまり,対面型ヤミ金は一旦トラブルになれば警察に捕まるリスクが極めて高い形態であるので,弁護士や司法書士が介入すると揉めずに和解に応じる可能性が高いのです。

このような業者との取引でお困りでしたらぜひ一度お近くの弁護士・司法書士に相談されてみると良いでしょう。

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